経営戦略の勉強をはじめました:『MBA 経営戦略』

「経営戦略」について勉強しようと思ったきっかけは,HR(人事)の勉強を進めていたところ,人事と経営戦略が非常に関係していることを知り,興味を持ちました.

今日読んだ場所

  • 序章
    • 戦略とは何か
    • 戦略の階層と経営理念,ビジョンとの関係
    • 戦略を考える支店
    • 戦略論の各論

序章だけという・・・

ビジネスにおける戦略

  • 限りある経営資源をベースに,いかに中長期的に競合企業との競争に勝ち,企業を成長に導いて行くかを考えるグランドデザイン
  • 顧客という重要な関係者が存在し,顧客からの支持という成果を得ることこそが,競合に勝つうえで決定的なカギとなる

戦略のエッセンス

  • 持続的な優位性を築くことが重要
  • 経営資源には限りがある
  • 力の配分を考えない真っ向勝負の戦い方は,必ずしも戦略的ではない
  • 戦略は最終目的ではない

「企業 = 自分」として読めるかも?

5年後,10年後にどうなっていたいのか,その方針となるグランドデザインを考え,実現に向かって進んでいく,というように,個人が生きるうえでの戦略性も学べられるような気がしました.自身におきかえた場合,どういう行動に繋げられるかを考え,アウトプットしていってみようと思います.

参考

「グランドデザイン」について,参考にしたサイトです.

business.nikkei.com

アウトプット中心を目指す!:『アウトプット大全』を読んでみた

アウトプットの悩み

アウトプットの習慣化がされていないことに悩みを抱えていました.週に1つの記事を公開することを目標にしていたのですが,仕事上の環境変化(業務内容の変化や出張による環境変化など)に対応できず(言い訳!?),ブログの公開が疎かになっていました.

そんな中,東京から沖縄へ戻る時,たまたま羽田空港の本屋で目に入り,購入したのがこちらの本です.

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

目次

  • CHAPTER1: アウトプットの基本法
  • CHAPTER2: 科学に裏付けられた,伝わる話し方
  • CHAPTER3: 能力を最大限に引き出す書き方
  • CHAPTER4: 圧倒的に結果を出す人の行動力
  • CHAPTER5: アウトプット力を高める 7 つのトレーニング法

この本を読んでアウトプットへの向き合い方を変えようと思った

著者の調べでは,インプットとアウトプットの黄金比は「3 : 7」とのことです.しかし,アウトプット中心ではなく,インプット中心で勉強をされている人の方が割合的には多いとのことです.また,人生を変えるのはアウトプットのみだ,ともおっしゃっています.

私はアウトプットをするため(週1記事公開),まずは本を読んでインプットをしておき,後で時間が取れる時にブログの記事にしてアウトプットをしよう,というスタンスでいました.ふりかえると,インプットをたくさんして,その中からアウトプットしやすいものを選んで記事にしよう,という気持ちでいたのだと思います.どちらかと言うとインプット中心のサイクルになっていました.

この本を読み,自身をふりかえり,インプット中心だったことに気付き,アウトプット中心のサイクルに切り替えていこう,と思えるようになりました.本書では,意識や概念的なことだけではなく,具体的なトレーニングのやり方も紹介されています.

これから実践していくこと

いくつか紹介されているトレーニング法のうち,「CAPTER3 の 52 要約する」を取り入れてみようと思いました.本書では,140 字制限のある Twitter を利用し,その制限内で読書感想や,映画の感想などを書くと良いよ,というものです.要約をすることで「考える力」を鍛えることができ,伝えたいことを的確に伝えられるスキルも鍛えられます.私は正直これが苦手で,だからこそ身に付けたいという想いもあり,取り入れてみようと思いました.

私の場合はブログをベースにアウトプットをしているので,やり方を少し変えて実践していきたいと思います.具体的には,その日勉強した内容について,気づいたことや思ったこと何でも,小見出し単位(140 字制限)で要約し,ブログを公開する,という流れです.この時の小見出しは 2 〜 3 個を目安にします.

アウトプットを小さい単位で,そして短いサイクル(できれば毎日!)で行い,アウトプットの習慣化を目指します!

※ こっちのインプット大全も読んでみたい.

学び効率が最大化するインプット大全

学び効率が最大化するインプット大全

これから勉強の習慣化を目指します!:『「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法 55』を読んでみた

勉強の習慣化を目指すべく購入しました.本書は,勉強の習慣がない人を前提として書かれたものです.また,55もの勉強法が書かれてありますが,全部いっぺんにやろうというものではなく,1つ(または2つ)に集中して習慣化していきましょう,というものです.今回は,今後試してみようと思った勉強法を紹介します.

「1日30分」を続けなさい! (だいわ文庫)

「1日30分」を続けなさい! (だいわ文庫)

目次

  • プロローグ
  • 第1章:人生は勉強した者が勝つ!
  • 第2章:勉強時間を捻出する方法
  • 第3章:勉強に集中する方法
  • 第4章:短期集中型・長期計画型の勉強法
  • 第5章:本気の人のための英語勉強法
  • 第6章:勉強を成功させるための目標設定方法
  • 第7章:勉強効率アップのための食事・睡眠
  • 第8章:勉強効率アップのためのツール
  • エピローグ

勉強法 2:どうしたら勉強の習慣が身につくのか?

三日坊主にならず勉強を何年も続けていくコツは,毎日たくさんの勉強をせずに,30分や1時間程度でいいので習慣化し,何年も続けていくことです.この場合,勉強とは読書を含め,あなたを一段階高いレベルに向上させるあらゆる活動を含みます.

今まで「勉強」と聞くと,ものすごく労力のいるもの,机に向かって黙々と行うもの,というイメージありました.まさに「受験勉強」のイメージです.しかし,この「あなたを一段階高いレベルに向上させるあらゆる活動」の中には「読書」も含まれています.読書は気軽にできる勉強だと思います.

私の場合,インプットを増やすために本を読み,アウトプットとして書評にチャレンジしています.よくよく振り返ってみると,まとまった時間が取れた時に一気に読み,また別日にまとまった時間が取れた時に記事にする,というようにしていました(まとまった時間 = 3〜4時間).なので,仕事が少しでも忙しくなると,読書やブログを書く,ということが疎かになりがちになっていました.これを改善するためにも,毎日30分の勉強を習慣化していくことにチャレンジしようと思いました.そして,習慣化するにはちょうどよさそうな,取り入れやすそうな勉強法が次になります.

勉強法 16:通勤時間の賢い使い方は?(車・徒歩の場合)

車・徒歩での通勤時間中にはラジオや音楽を聞くのではなく,オーディオブックを利用して勉強しよう,とあります.オーディオブックの存在は知っていましたが,小説くらいしかないものと勝手に思い込んでいました.しかし,Amazon の Audible をよくよく見てみると,興味深いジャンル(経営学,マネジメント,人材管理など)がありました.

www.amazon.co.jp

このような本も Audible で聞けるようです.

シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング―

シリコンバレー式 最強の育て方 ― 人材マネジメントの新しい常識 1 on1ミーティング―

行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術

行動科学を使ってできる人が育つ! 教える技術

音声であれば,歩きながら聞けますし,私の徒歩で片道30分通勤が有意義な時間になりそうです!(車には気をつけないといけませんね)

勉強法 22:休憩時間の意外な使い方とは?

私は休憩時間に読みたい本を読むようにしています.(略)勉強する科目が違えば,またはインプットする情報の種類が違えば,人間の脳は使う場所が違うようなのです.

思わず「それって休憩なの!?」とツッコミを入れたくなりますが,経験則からも言っていることは理解できます.読書をする際には,異なるジャンルを2冊用意しておこうと思います.とは言え,どっちにしても読書になってしまうので,読書自体が飽きることもあるでしょう.そんな時は,先にも記載した「オーディオブック」を活用してみようと思います.

まとめ

毎日の勉強を習慣化し,さらなるインプットの量を増やしていきたいと思います!

参加レポート:v-okinawa Vue.js/Nuxt.js meetup #1 初心者歓迎

Vue.js/Nuxt.js の勉強会に参加してきました.このコミュニティは,Vue.js 大好きなまぁし(@chocodogmagic)さんが,沖縄のフロントエンジニアのスキルアップや,エンジニア同士で情報交換できる場を作りたい!という想いから生まれました.

v-okinawa.connpass.com

会場の様子です.

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目次

Session 1:Vue.js 初級編

登壇者:まぁし(@chocodogmagic)さん

Vue.js の特徴として以下の 3 つが挙げられていました.

  • 親しみやすい
    • HTML, CSS, JavaScrip を触ってた人ならハードルは低い
    • jQuery からの移行がしやすい
  • 融通が効く
    • ページ内の一部分だけの導入も可能
    • ページ内の一部分から,ページ全体で使って,というように段階的に導入可能
  • 高性能
    • jQuery より軽い
    • DOM の切り替えが早い
    • ユーザーにとって使い勝手が良い

また,Vue.js は,ユーザーが操作したものを(データの変更など)を表示へ反映させるが得意,ということで,データバインディングについてデモをしながら説明してくださいました.

とても丁寧でわかりやすい説明で,Vue.js への愛が感じられました!

Session 2:Nuxt.js に GraphQL を導入しようか検討している話

登壇者:カンボ(@kanbo0605)さん

Rest API でサービスを作っていたけれども,エンドポイントが増えてきたため,GraphQL を導入しようか検討したお話です.GraphQL のメリットや,導入を検討した際に利用したライブラリなどの紹介がありました.

  • Nuxt.js で GraphQL を利用するため,Apollo Client というライブラリを利用
  • GraphDoc でドキュメントを自動生成

speakerdeck.com

残念ながら学習コスト面や開発スピードなどを踏まえた結果,導入しなかったようですが,この知見は今後に活かせそうですね!

LT 1:Vue.js でつまづいた話

登壇者:やこ(@_may_six)さん

Laravel 経験半年ほど,Vue.js は最近ちょっとなやこさんは,ハマったポイントの発表でした.

その1

v-for で回してメッセージを表示しようとしたけどエラーになり,Vue インスタンスを作成するところを見ても正しいはずで,悩んだとのことです.結果,HTML 要素で <table> タグが抜けたまま <tr> で回そうとしていた,とのことで,ちゃんとリファレンスを読んでおけばよかった・・・とのことでした.

(以下は,スライドに載っていたリファレンスの該当箇所と思われるところ) jp.vuejs.org

その2

Laravel の Blade ファイルで Vue.js を利用しする時には {{ }} の前に @ が必要で,@{{ }} と書かないといけなかった,というお話しでした.これもちゃんとリファレンスを(以下略,笑).

(以下は,スライドに載っていたリファレンスの該当箇所と思われるところ) readouble.com

リファレンスを読むことの大切さに,改めて気づかされました!

告知!

やこさんは「tech美られでぃ」というコミュニティを運営されているとのことで告知されてましたが,なんと女性限定!残念ながら私は参加できず・・・が,応援してます!

tech-chura-lady.connpass.com

LT 2:Vuex で何を管理する方が良い?

登壇者:けけずん(@kkznch)さん

最近,ピアノ発表会で演奏してきたけけずんさんの発表です.(楽器演奏できる人,羨ましい・・・)

アプリケーションの状態管理を行うためのライブラリ「Vuex」についての発表でした.

speakerdeck.com

「バケツリレー地獄」ではドッと笑いが起きてました(笑)

Vuex をむやみに使うのではなく,どんなデータを扱うか,どんな時に扱うか,その使いどころを知ることができました!

LT 3:自作のライブラリについて

登壇者:ペン!(@tompng)さん

ペン!さんの発表では,サーバー側でデータの変更があった際に,即時反映されるというペン!さん自身の自作ライブラリを使ったデモがありました.デモでは,掲示板のアプリケーションを2つのブラウザ開き,片方の画面で変更を行うと,即時にもう片方のブラウザの表示が変更されたデータで反映される,というものです.どうやら Web ソケットを利用しているとのことでした.

以下がそのライブラリです.

github.com

自作ライブラリだなんて,脱帽ものです!

まとめ

実は今回の参加者の方々の中には学生さんも含まれており,若い人たちの学習意欲に刺激を受けました.普段はどちらかと言うとサーバーサイド寄りなことをしているので,Vue.js も勉強して LT に挑戦しようかな,と思わせてくれるイベントでした!

あらゆる混乱を解きほぐして整頓(センスメイキング)するためには!?:『今日からはじめる情報設計』を読んでみた

最近,ワイヤーフレームを作っています.私はどちらかと言うと,サーバーサイドのエンジニアです.ワイヤーフレームを作ったことなどなく,「え?いわゆる Web サイトのデザイン前の下書き的なもの?」くらい思ってました.そこで,ワイヤーフレームにつていググってみると,以下のサイトを見つけ,「ワイヤーフレームは,情報設計をするためのもの」ということを知りました.

service.plan-b.co.jp

「情報設計」という言葉を聞き慣れておらず,まずは勉強しようと思い購入した本がこちらです.

今日からはじめる情報設計 -センスメイキングするための7ステップ

今日からはじめる情報設計 -センスメイキングするための7ステップ

目次

  • 第1章:混乱を見極める
  • 第2章:意図を表明する
  • 第3章:現実を直視する
  • 第4章:方向を決める
  • 第5章:距離を測る
  • 第6章:構造で遊ぶ
  • 第7章:調整に備える

情報設計とは・・・?

ある一連のコンセプトのことです.誤った情報や偽りの情報,十分ではない情報や多すぎる情報によって引き起こされる混乱に対し,あらゆる人がその混乱を「解きほぐして整頓(センスメイキング)」できるよう,手助けとなるものです.

混乱を解きほぐして整頓(センスメイキング)

「第1章:混乱を見極める」で,混乱の大きさと深さを見極めることがどうして重要なのか述べられています.混乱とは,何かがわかりにくく困難を極めているあらゆる状況のことを指します.日常生活の中で取り組む混乱には,以下のようなものがあります.

  • チームや組織の構造
  • 共同作業への取り組み方
  • 製品やサービスの説明 / 販売 / 配送方法
  • お互いのコミュニケーションの取り方

あらゆる混乱に対処するための最初のステップは,混乱の大きさと深さを把握することです.読者自身が直面している混乱を見極めるため,どのように自身へ問いかけたらよいかヒントが書かれています(以下は一例です).

  • ユーザー:あなたが対象としているユーザーは誰か?
  • ステークホルダー:彼らの期待していることは何か?
  • 情報:あなたはどんな解釈を行なっているか?
  • 現在の状態:あなたが対処しようとしているのは,情報過多,情報不足,適切でない情報,あるいはこれらの組み合わせか?

「良い」とは何か?

私たちの意図することが,「良い」や「悪い」といった単語の定義の仕方を決めるのです.「良い」情報設計を実践するためには,良さの意味を定義しなくてはなりません.

ラスベガスのカーペットを例に,「良い」と「悪い」についてこう書かれています.

  • 多くのデザイナーはゴテゴテとした模様を「けばけばしい」と評価する
  • 頻繁にカジノを訪れる人は「美しい」と評価する

ゴテゴテ模様のカーペットを選択する理由は,飲み物がこぼれたり客が歩いて擦り切れるのを目立たなくするためです.ギャンブルをする人にとって,自分たちが楽しくやっていることと結びついているカーペットのデザインは楽しいもので,オーナーや客にとっては,そのデザインは「良い」ものです.デザイナーにとっては「悪い」ものです.どちらが「正しい」とは言えず,どちら側にも意見があります.

(想像以上にけばけばしかったカーペット…)

whynotblog.blog101.fc2.com

私は,BtoB のサービスを作っていて,使っていただく企業の中には,人事,経営層,管理職,従業員,など,様々な立場の方がいます.立場によって「良い」ものが異なってくることもあります.1つのサービスを作る上でも,様々な立場の視点が必要になり,混乱の元になってしまいます.そうならないためにも,「誰」にとって「良い」ものなのか,これをきちんと定義していくことが大切なんだなと感じました.

フィルターになろう.コーヒーかすではなく

コーヒーを淹れる時,フィルターの役割はコーヒーにコーヒー豆を残さないことです.同様に,センスメイキングとは,ユーザーに提供しようとしているアイデアから,余計なものを取り除くようなものです.

ここでは,単にアイデアを持ち込むだけの人にならず,他の人たちのアイデアを漉(こ)して,それが飲めるようにする人になりましょう.以下のようなスキルがあると,常に引く手数多でしょう,とあります.

  • 人々が目にしていても話題にはしない混乱に着目しよう
  • 共に行なっている作業の背後にある意図について,誰もが同意していることを再確認しよう
  • 人々が方向を定めるのを手伝い,進捗度を測るためにゴールを設定しよう
  • ゴールへ到達するために用いる言葉や構造を評価し洗練させよう

引く手数多かはわかりませんが,これらのことは仕事をする上で,とても重要なことだと思いました.日々の仕事には,色々な人の考えや意見によって,かえって混乱し,なかなか先に進まない状況や,そもそも何をゴールにしたらいいのか分からない状況もありえます.その中でも,まず実現したいことは何か(ゴール)を定め,それに向かってどれくらい前進できているかの基準をどのように定めるのかが大切なことだと思いました.

最後に

「情報設計」の専門的なことを学ぶ,というよりも,仕事をしていく上で重要なことを学んだ気がします.日々,考えなければいけないことが多く,モヤモヤしてしまいそうな時に手助けしてくれるような本でした.

インプットとアウトプットの「正のスパイラル」を生み出す「書評」のススメ

「書評にチャレンジしようと思ってるけど,敷居が高いな」と感じてる方は少なくないと思います.私は書評を始める前,このように思っていました.

  • そもそも本を読むの好きじゃないんだよな
  • 要約するだけじゃダメなんだよね?
  • なんだかただの感想文になっちゃいそう

書評を始めてみて感じた魅力や,自分にとってどんなメリットがあったのかを書きます.先月までブログのメンタリングをしていただいたカックさん(@kakakakakku)に教わったこと,自身で経験したことをもとに書いていきます.

書評を始めて変わった意識

私は今,「本を読む」ことについて,このように感じています.

  • 本には新しい知識や考え方のお宝がたくさん
  • 「本を読む」という感覚よりも「ネタ(お宝)を探す」という感覚
  • 新しく知った言葉をキーワードに,別の本を読む(さらなるお宝探しの旅へ出発!)

そのため,自然とインプットを自ら求めるようになり,「本を読む」ことが「苦」ではなくなりました.

私の読み方(お宝探し)

私の場合の読み方をご紹介します.共感した箇所,大事だと思った箇所など,少しでも気になった単語には丸で囲ったり,文章にはラインを引きます.特に心に響いた箇所には付箋を貼って後で読み返しやすくしておきます.会社の人には「まるで受験生のようだね」と言われました(笑)

特に珍しいことをやってるわけではありません.「ここが大事そうだ」と思う所に何かしらのマークを付け,自然とその箇所を何度も読み,なぜそこが大事だと思ったのかを考えるきっかけにしています.付箋やラインが引いてある所は「お宝の場所」だと思ってます.

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付箋の色や向きに特別な意味はありません(意味付けしても覚えられない・・・笑)

何を書く?

正直言いますと,「これが書評だ!」という解答を持っていません.とはいえ,その本の魅力だと思うことを書ければ良いのかな,と思っています.共感したことや,考えさせられたことなど,自分にとってプラスになったことがその本の魅力だと思います.つまり,その本の魅力を,他の誰かに伝えられる「感想」が重要だと考えます.

書評は時間がかかる!

書評を書くにはとても時間がかかります(私だけ・・・?).以下の記事は,対象となる本『モチベーションドリブン』を読み終えるのに約4〜5時間かかりました・・・.上で紹介した「私の読み方(お宝探し)」のように付箋貼ったり,ラインを引く時には,その箇所を何度か読み返したり,なんでここが重要だと思ったのかを考えながらやるので,余計に時間がかかる要因にもなります.時間がかかることを前提に考え,「1週目は本を読んで,2週目でブログを書く(by カックさん)」といったように準備期間を設けて取り組むのが良いと思います.

yudy1152.hatenablog.com

最後に

書評は,インプットとアウトプットの流れを作りやすいものだなと思いました.この流れに乗っかって自身の成長に繋げるためにも,果敢に書評に挑戦していきたいなと思います!

「わくわく」仕事がしたい!:『本気でゴールを達成したい人とチームのための OKR』を読んでみた

私の会社(技術部のみ)では,2019年1月から OKR を取り入れました.何となく分かったつもりでいました.しかし,やるからには OKR の事をきちんと知ろうと購入したのがこちらの本です.チームのリーダー向けに書かれていますが,リーダーだけでなく,いちメンバー,つまり全ての層の方にオススメしたい本です!

本気でゴールを達成したい人とチームのための  OKR

本気でゴールを達成したい人とチームのための OKR

目次

  • はじめに
  • 第1章:今こそ,組織の時代
  • 第2章:組織力の公式
  • 第3章:変えるべきは意識ではなく仕組み
  • 第4章:OKR(仕組み)で組織力が高まる
  • 第5章:OKR の始め方
  • 第6章:OKR の運用
  • 第7章:OKR 導入事例インタビュー

本書の特徴:Objectives は「目標」ではなく「目的」

本書では OKR(Objectives and Key Results) の O を「目標」ではなく「目的」という言葉を使って説明されています.OKR は目標管理手法の1つとして紹介されている記事がたくさんあり.その中で O は「目標」と訳されて使われることが多いです.

「目標」と「目的」は似たような言葉ですが,明確に分けられています.

  • 目標は「目的」達成の過程,すなわち,「目的」へと至るステップ
  • 目標は具体的,「目的」は抽象的
  • 仕事における「目的」は,その仕事に取り組む理由,意義といった意味も含まれることがある

両者の違いを踏まえ,定性的で「何を達成したいのか?」を表す Objectives は,「目的」という言葉が使われています.実は,Key Results の方こそ「目標」を意味するものと捉えることができる,とされています.

「目的」は「わくわく」の源泉!

第1章:1節「個人の時代と言うけれど」で,著者の考えとして,個人の働き方が大切にされる流れの中でも,大きな成果を生み出すには組織の力が欠かせないとあります.その組織のどの立場にいても以下のような「もやもや(ネガティブな感情)」が自然発生的に生まれます.

  • 経営者のもやもや
    • もっと経営者視点を持ってほしい
    • 戦略をきちんと実行してほしい
  • 上司のもやもや
    • 部下が指示待ちで困る.自主性を持ってほしい
    • 報告や連絡がこない
  • 部下のもやもや
    • もっときちんと指示を出してほしい
    • 報告や調整業務がめんどうだ

組織にはどうしても「もやもや」が生まれてしまうけれども,組織が存在し続ける理由として,組織の中に「わくわく」があるから,と書かれています.

目的を持つことこそが「わくわく」の源泉であり,普段以上の力を発揮させ,自分を成長させる重要な要素となります.

私の場合,何に「わくわく」するのか考えてみました.今までやったことがない事を任された時,難しそうな事を任された時など,何かを任された時は嬉しいものです.しかし,その嬉しさよりも,任された事ができるようになった時(未来)のことを想像して「わくわく」します.私1人だけでなく,チームのみんなが同じように「わくわく」しながら仕事ができたら,きっと今以上に楽しいでしょう!

とはいえ,全ての仕事が楽しいと思えるようなものではないと思います.そんな時は,少し時間がかかりますが,その仕事をする事で何か得られる事がないか,それをする事で少しでも周りの役に立てるなら,と腹落ちさせると「わくわく」が自然と出てきます.おそらく,これが本書で言われている「発想を変えていく」ということになるのかな,と思いました.

「目的(O)」を設定する時のコツ

コツの1つとして何が実現されたら最高の褒め言葉をもらえるかを考えてみる,ということが挙げられています.

「素晴らしい!期待以上だ!」と顧客が大喜びしている状況を想像してみましょう.その際,顧客を具体的に思い浮かべ,「◯◯さんが◯◯と言ってくれた」と顧客の褒め言葉をリアルに想像してみて,その時にいったい何が実現されているか,チームで考えてみてください.うまくいけば「目的」が設定できるだけでなく,チームに前向きな姿勢も醸成されます.

これを読み,「なるほど!」と思いました.「目的」の設定の仕方について視点が変わりました.「部の目標」と一貫性のある目標を設定しなければ,という考えが先にありました.一貫性を保つことは重要なことですが,上記引用のように考えることで,私自身の想いが込められた「目的」を設定できるようになったと思います.

「重要な結果指標(KR)」を設定する時のコツ

コツの1つとして「結果指標」を中心に設定する,ということが挙げられています.

KR には,可能な限り結果指標を中心に採用することが望ましいです.なぜなら,最終的な「目的」結果に基づくものであり,KR に行動指標を設定しても,目的に到達したか判断がつかないからです.

行動指標は,「100人に営業メールを送る」,「毎週1本ブログ記事をアップする」などのことです.これに対し「結果指標」は,「売上1億円」,「100万ページビュー」など,行動した結果を測る指標のことです.結果指標を設定することで,メンバーの行動を縛ることなく,創意工夫を行うことが求められます.

まさに今までの KR には「毎週◯◯を××回する」のような行動指標を設定していました.継続して行動できたことは,達成感や,成長の実感を得ることに繋がりました.しかし,それが本来の目的達成にどのくらい繋がったのか正直分かりませんでした.なので,第3四半期(7〜9月)の KR では「結果指標」を設定し,3ヶ月後,何か今までと変化があったのかなどを記事にしたいと思います.

最後に

OKR を設定することに悩まれている方は多いと思います.設定が完了してもそれで OK というわけではありません.「目的」を設定し,「結果指標」を設定した後は,どう行動していくか,が重要になってきます.OKR は,この「どう行動していくか」をチームのみんなと話合い,行動にうつしていくためのコミュニケーションツールなんだな,と感じました.このツールを活用し,チームのみんなで「わくわく」しながら仕事していけるよう邁進して参ります!