チームビルディングでドラッカー風エクササイズ!

部屋の隅っこでチームビルディング中…

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背景

4月1日に入社された方を、私達のチームに迎え入れることになりました。

少しでも早くチームに慣れてもらえるように、チームビルディングをしてみたいなと思っていました。

たまたま「カイゼン・ジャーニー」を読んでいたところ、「ドラッカー風エクササイズ」というチームビルディングの手法が紹介されていたので、「これをやってみよう!」と思ったのがきっかけです。

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

ドラッカー風エクササイズって?

以下の4つの質問を基に、チームメンバーの期待をすり合わせ、チームビルディングをする手法です。

  1. 自分は何が得意か?
  2. 自分はどうやってチームに貢献するつもりか?
  3. 自分が大切に思う価値は何か?
  4. チームメンバーは自分にどういう成果を期待していると思うか?

詳細については、たくさん記事があるのでそちらをご参照ください。以下は主に参考にさせて頂いたサイトです。

なんでこの手法をやろうと思ったのか

以下のようなことを考えていました。

  • 新メンバーが、どんなスキルを持っているのか、どんな想いで新しい職場でやっていこうとしているのかを知りたい
  • 既存メンバーが、どのようなスキルを持っているのか、どんな感じで仕事をしてきたのかを知ってもらいたい

つまり、相手の事を知りたいし、私達のことを知ってもらいたいという想いがあり、上にある4つの質問を基にしたコミュニケーションが、お互いの事を知るための良いツールだなと思ったので、実践することにしました。

やってみた

  • 付箋に各質問に対する回答を書き出します
  • 1人ずつ付箋をホワイトボードに貼り、発表をします
  • 全員のターンが終わったら、4つ目の質問(自分にどういう成果を期待していると思うか?)に対し、実際に他のメンバーが期待している度合を以下のように定義し、付箋に書き出します
    1. 完全に合っていない
    2. だいたい合っていない
    3. 普通
    4. だいたい合っている
    5. 完全に合っている

このような手順で実施しました。手順化すると少し機械的に行っている様に見えますね・・・。

実際には、付箋を貼って発表した後、「例えば?」とか「具体的には?」といったように質問を入れたりして、会話をしながら進めるようにしました。

特に既存メンバーが発表する時は、具体例を出すことで新メンバーがイメージしやすいかなと思ったことと、 普段のチーム内の雰囲気を新メンバーに知ってもらいたいと思ったため、会話主体で進めるように意識しました。

まとめ

よかったこと

  • 「得意なことは?」「どう貢献するか?」という質問に対し、ついスキル的なこと(どの言語ができる、とか)を回答しがちになってしまいましたが、 あるメンバーは「諦めない精神」や「みんなのモチベーションを上げる」といった性格的なことを回答していました。 特に新しくメンバーが入ってきた時にどんな人柄かを知る上で有効な回答だな、と思いました。

  • あるメンバーの感想で、「大切にしている価値観については知る機会がなかったのでよかった」というものがありました。 私達のチームは基本的にモブプロ(モブワーク)をしているので、普段からスキル的な事は把握し合えると思うのですが、価値観についてはそうそう話すことはなかったので、知る良い機会になりました。

反省点

  • 約1時間立ちっぱなしで実施し、思っていた以上に疲れてしまいました。 タイムボックスを設けていなかったというのも反省点ですが、せめて椅子に座ってリラックスした状態で実施した方がよかったなと思います。

まとめ

新しいチームでやっていくぞという時や、新しくメンバーが加わる時など、お互いの事を知っていく上で効果を発揮するなと感じました。

また、以下のサイトにもあるように、チームの初期段階だけでなく、 ある程度時間が経過した後でも質問内容を変えたりすることで、その時々のチームの状態(メンバーが何を考えてるか等)を知り、もっと深く皆と向き合えるんじゃないかと思ったので、今後も活用していきたいです。

チームの期待値を合わせる!ドラッカー風エクササイズとタックマンモデルを組み合わせた結果 | Backlogブログ

今はまさに新しくメンバーを迎え入れる時期かと思うので、是非「ドラッカー風エクササイズ」を実施してみてはいかがでしょうか!? その際は椅子のあるお部屋で!